2021年1月26日(火) 17:29 JST
10年ほど前になりますが、ワゴンショップという1坪形態の店舗を展開していました。
みなさんも目にしたことがあると思います。
ショッピングモールなどで、通路の真ん中・やや端に屋根の付いたワゴン型のショップで
雑貨や小物、食品など様々なものを気軽に見て買うことができます。
その中で、工房スタイルのワゴンショップを展開していました。
当時は工房スタイルの中でも、群を抜いた売上を記録していました。
第一印象と継続刷り込み効果について検証してみます。
1.写真の重要性
その人の第一印象がその後の取引を左右することが多くあります。
アメリカUCLA大学の心理学者であるアルバート・メラビアンが1971年に提唱した概念に3Vの法則というものがあります。
俗にメラビアンの法則と言われています。
第一印象は5秒以内に視覚情報から得られると言われ、全体の情報のうち視覚情報が55%を占めています。
残りの45%は聴覚情報が38%、言語情報が7%となり、
ファーストコンタクトにおいては、見た目の爽やかさや印象に残る風貌から始まり
離し方と話の内容に左右されることを指しています。
顔は左右対称にはなっていません。
利き顔と言われる表情の良い側があります。
写真撮影で、利き顔を引き出しプラシーボ効果ではないのですが
より良いと思ってもらう効果を狙います。
フォトマーケティングとは、写真などの映像を効果的に使用することで
成果をもたらすことを言います。
2.ビジネスにおける名刺の役割と重要性
ビジネスにおいての場面を想像してください。
挨拶をして名刺を渡します。
名刺をもらった瞬間に感じることは
・相手の渡し方
・名刺の質感
・名刺の内容(これから話を始めるきっかけ)
といったことがあります。
個人的な意見ですが、
頂いた名刺がペラペラの紙だったり、ギザギザした淵のいかにも自社のプリンターで印刷しているものであると
安そうな名刺
→過剰なコスト削減をしたりケチに徹している
→ビジネスになるのが難しそう
→安いだけの会社(人)
と印象を受けてしまいます。
どんなに良いお話が出ても、
「この人は安い名刺を渡した人」という印象は名刺が残っている以上拭えません。
こういう方に良いかもしれないという情報をもたらして、
果たしてビジネスになる確率が低いのではないかと考えてしまいます。
☆機会損失 - chance loss
ビジネスにならないと考えられるのは、機会損失という概念からです。
チャンスは一瞬であることがしばしばあります。
そのチャンスをものにする人は普段から準備しているものです。
在庫を十分に持ったり、情報をより多く得たり、繋がりを大事にしたりとできることをしています。
名刺1つで印象が変わるのであれば、名刺にも主張が出ているものです。
名刺は聞こえない主張をしているのです。
・高級感があり明確な主張が伝わる名刺
・粗悪感がありどうでも良いような印象を持たれるめいし
どちらが良いでしょうか?
☆リピートと刷り込み
名刺の特徴として、一番捨てられない営業資料である点が上げられます。
名刺に連絡先があり、企業や個人を特定しています。
ビジネスの原点となる人の繋がりの役目を持っています。
名刺は思いだした時に見る、印象に残っている人・役に立つ人を探す時と
見込客探しや名刺整理の時に見る定期整理の時に触れる機会を得ます。
名刺を見ていると他者の名刺と見比べするものです。
見比べた時に、品質に違いが経年劣化によってよりはっきりします。
品質が良いまま見て比べられたら、より良い印象を与えることでしょう。
これが刷り込み効果です。
良い印象で刷り込まれるのか、悪い印象で刷り込まれるのか、自ずと選択は決まりますよね。
さらに、写真やイラストがあるとなお記憶に残ります。
何年も経つとこの人誰だっけということが往々にしてあります。
写真があれば、印象にも残りやすく、扱っている商品も思い出されやすいものです。
例え社員が辞めていても、問い合わせの確立は上がります。
写真は本人でも商品でも良いでしょう。
コンセプトがまとまっていれば良いのです。